瀬戸内国際芸術祭行った3日目①~直島・家プロジェクト、地中美術館~
ふかこんばんは。北枕ふか子です。
瀬戸内国際芸術祭の続きです。
前回記事↓
- 〇直島へ!
- 〇家プロジェクトへ
- 〇ANDO MUSEUM
- 〇南寺
- 〇The Naoshima Plan 「水」
- 〇角屋
- 〇護王神社へ
- 〇李禹煥美術館
- 〇ヴァレーギャラリーへ
- 〇地中美術館へ
- 〇バスでベネッセハウスへ
〇直島へ!
瀬戸内旅行、3日目の朝です。前日は夜更かししてしまったので、普通に寝坊しました。
バタバタしながら荷造りをし、ホテルのチェックアウト!写真は撮ってないんですが、専用機械にカードキーを入れるだけでチェックアウトできるのでラクチンでした。
これは大巻伸嗣の「~Liminal Air -core-」という作品。
解説↓
景色が映り込み、刻々と表情を変える
港にそびえ立つ2本の柱。カラフルな柱は一部が鏡面になっていて、周囲の情景を映し出す。港の移りゆく景色が、作品の様々な表情をつくっている。
ダッシュでフェリー乗り場に向かうと「フェリーの時間、変更しました」とのこと。えええ?!?!そんなことあるの!?!?「次に出る高速船ならまだ間に合うかも!」とのことで、高速船乗り場にダッシュ!!!
爆走配偶者。わたしも爆走しなきゃだけど、こんな素敵な景色だと思わずぼうっとしてしまうな~あはは~。
配偶者ダッシュの甲斐あって、無事に高速船のチケット買えました。ありがとう配偶者。それにしても片道1220円……フェリーだと半額以下の520円なのに……。
船着き場にて待機。高速船がきました!
乗船!天井に地図書いてある!?おしゃれだ!?
直島に向かいます。キャリーバッグがあると席が狭くてしんどい(通路に置くと迷惑になるので足元に入れるのがGOODですわよ!)。でもフェリーより乗っている時間が短いのが救いです。
無事、宮浦港に到着。
しかし!到着したから安心!ではありません!
ベネッセハウス宿泊者用バスが、到着時間の5分後に発車予定!高速船乗り場からバス乗り場まで距離があるので、ダッシュでバス乗り場へ!
爆走配偶者(朝からずっと走ってて大変そうでした)。
無事間に合い、バスに乗車!!
宿泊者はこんな感じの目印をもらいます。これがあれば宿泊者用バスに乗り放題です(ちなみにミュージアム棟の人は「museum」、パーク棟は「park」と書いてある)。
荷物は予約名を伝えると、部屋まで持って行ってくれます。助かる~!!!最高~!!!手荷物を預ける手間とかお金とか考えなくていいの本当に最高~!!!部屋まで持って行ってくれるのも天才~!!!
バスに乗って5分ほど。
つ、着いた……!一時はどうなるかと思ったけど!無事に着いたぞ~!!
本村港だ~!!!いえーい!!✌✌
こちらのもくもくした建物(?)は直島港ターミナル。中は駐輪場。
解説↓
直島の本村にある小さな旅客船のためのターミナルです。既存のターミナルが老朽化したため、新しい待合所、駐輪場、トイレが求められました。本村は多くの観光客が訪れる場所でもあるので、だれでも船のり場がすぐにわかるように、まちのランドマークとなるように考えました。格子状に組んだ木の柱梁の上に、球体のFRPをランダムに積み上げて、入道雲のような立体的な形を作りました。そうすることで、遠くからでも港をすぐに見つけることができます。このターミナルのもとに、島に住んでいる人たちや島を訪れた観光客が一緒に集まり、まちの新しいシンボルとなることを望んでいます。
近くにトイレと休憩所もあります。ここでいったん休憩です。疲れた。
家プロジェクトのチケット発売は本村ラウンジ&アーカイブで10時から(※時間はコロナの関係で変更してるかもなので要確認です)。道には青い案内看板が随所にあるので、これに従って、本村ラウンジに向かいます。
到着。
発売開始後、すぐに行ったのでちょっと並びました。チケットはクレカが使えたのでクレカ支払い。共通チケットは1050円でした。1軒だけ行くと420円なので、2軒以上見る!というときは共通チケットのがお得。
チケットはパンフレットみたいになっていて、各展示に入るときにハンコを押してもらいます。無くさないように&すぐ出せるようにしておきましょう。
チケット購入時に南寺の整理券をもらいましたが、このときは「南寺って……ナニ?(^▽^;)よくわかんないけどもらっておくか」という感じでした(このあと行きます)(この整理券はもらっておいたほうがいいです)。
グッズなど売ってました。あと、トイレもあります。
〇家プロジェクトへ
帽子にマスク、完全に不審者。
ということで、家プロジェクトに向かいます(「家プロジェクト」、長いので配偶者はずっと、「家ㇷ゚」って呼んでた。家ㇷ゚……)。
1軒目の「碁会所」は撮影不可。たしか撮っても、人物を入れない、掲載する場合はキャプションなしで載せる、などのルールがあるとスタッフさんに言われたので載せません。
「南寺」の整理券が11時ころだったので、ひとまず「南寺」近くへ。安藤忠雄が作ったというトイレがあったので行ってみました。
「入りづらい!」という評判通り……入りづらかったです!!
結局「入りづらかった~」と言いながら、トイレせず出てきたわたし。でも、せっかくの記念にトイレしておけばよかったかな。記念トイレって何?って感じだけど。
〇ANDO MUSEUM
まだ30分以上あるので、先にANDO MUSEUMへ。入場料は520円。家プロジェクトではないので、家ㇷ゚のチケットでは入れません。
解説↓
安藤忠雄の設計による打ち放しコンクリートの空間が、本村地区に残る築約100年の木造民家の中に新しい命を吹き込んでいます。過去と現在、木とコンクリート、光と闇。対立した要素が重なり合う、小さいながらも安藤忠雄の建築要素が凝縮された空間です。安藤忠雄の活動や直島の歴史を伝える写真、スケッチ、模型だけではなく新たに生まれ変わった建物と空間そのものをご覧いただく美術館です。
木造建築と安藤忠雄のコンクリートコラボ、とにかくすごかったです。展示内容もかなりおもしろく、直島にある安藤建築についての設計図など見れて面白かった!
お土産。姉が安藤忠雄好きなので、シスコンのわたしは姉のために端から端まで買いました。「紙袋も買ったほうがいいよね!!そっちのがお姉ちゃん喜ぶよね!!」とか言って紙袋も買いました。Tシャツ、ポストカード、本、その他いろいろ。マジで端から端まで買った。クレカ使えて助かった~。
ここでしか売ってない?という本。フランス語と英語しか載ってないそうです。サイン付き。姉と一緒に読みましたが、写真多めで写真集的に楽しめます(姉は2017年の安藤忠雄展のときに買った図録も出して、解説が気になるやつはそっち読んでました。姉~!!!あたしのお土産を楽しんでくれてありがとう~!!!!!)。
〇南寺
整理券の時間になるまで近くの公園で待機。「南寺って……ナニ?(^▽^;)」と思いつつ、外観を見ますが何もわからない。
ちなみに南寺はANDO MUSEUMと安藤忠雄トイレの真ん中あたりにあります。ANDO AREAです(勝手に命名)。
チケット購入時にもらった整理券。我々は11:05だったので、その10分くらい前?から待機。「11:05の方~!」と呼ばれるので並びます。
軒下で待ちます。人数が揃うと説明が始まります。
まず、これは安藤忠雄建築だということ。そして、中にジェームズ・タレルの作品があること。中に入ると真っ暗だから、手を伸ばして壁沿いに進み、ベンチに座ってそのまま待機する。物音は響くし、小さな明かりも目立つので、光るものは全部オフするか鞄に入れておくこと。喋らないこと、などの注意事項が伝えられます。
ここで、南寺の作品説明↓
「南寺」は、ジェームズ・タレルの作品のサイズにあわせ、安藤忠雄が設計を担当した新築の建物です。元来この近辺には5つの社寺と城址が集まっており、直島の歴史的、文化的な中心地になっています。「南寺」は、かつてここに実在していたお寺が人々の精神的な拠り所であったという記憶をとどめようとしています。
感想としては、直島で見た作品の中で一番好きかもしれない!!!!
ネタバレになるというか、うまく言葉で説明できない作品なのですが、「うおおおおすげえええなんだこれええええ人間すげえ安藤忠雄すげえタレルすげえ」という気持ちになりました。
ただ、最初はマジで暗闇なので、そういうの苦手な人はあらかじめご注意を……。あと人数制限がある&時間がかかるので、チケットはお早めに買って、最初の方にこの展示見ておいたほうがスムーズかも。
さて、次の展示に向かいます!
再び散策。フォトスポットが随所にあります!
楽しいですが、あっついです!!!!!
〇The Naoshima Plan 「水」
朝一で通ったときはまだ開いてなかったこちらに行きましょう。
こちらの作品は「The Naoshima Plan 「水」」。新美の巨人たちで水原希子が来てました。
解説↓
建築家・三分一博志が直島本村地区の古い町並みから読み取った、「風」や「水」という動く素材を「リレー」していくという構造。「動く素材」自体が有する美のみならず、それらを大切に隣接する家に受け渡していくというコミュニティの在り方に美を見出した三分一は、旧家の改修を通してその2つの美を浮かび上がらせました。本村地区の家屋の特徴である南北の続き間を顕在化させ、豊富な井戸水を湛える水盤を設置。風の吹き抜ける桟敷で水盤に足をつければ、直島の「動く素材」を目でも肌でも感じることができます。
元々、船貸しの家だそうで、家そのものがでかい。あと、縁起物が多くて面白かったです。庭には石でてきた富士山、亀と鶴の置物など……。
神棚というよりもはや神社がある。欄間も素敵。
「初心忘るべからず」の書と地図。こういうのを見るのも楽しい。
メインのお庭!!水だあああ!!!!
ここでは靴・靴下を脱いで、水の中に自分の足を入れてもOKです。その波紋が枯山水みたいで素敵だ~ってコト……?!
暑い日はここを通る風が気持ちよく、水も冷たくて気持ち良い!わたしたちが行ったときはちょうど団体が来ていたので落ち着かなかったのですが、人が少ないとずーっと居れるタイプの展示でした。静かで気持ち良くて涼しい。
タオルで足を拭きましょう。ここでまさかの北枕ふか子タオルが大活躍✌
ここから買えるのでぜひ……!↓
ちなみにタオルは持ってなかったら1枚100円とかで買えます。持ってなくても入れる。大丈夫。
水はこちらから流れてます。水が流れる音、すっごい良いよ。
よいしょ!良い時間でした。
〇角屋
引き続き家ㇷ゚を巡っていきます。「角屋」に到着しました。
解説↓
「角屋」は家プロジェクトの第1弾として完成しました。200年ほど前に建てられた家屋を、漆喰仕上げ、焼板、本瓦を使った元の姿に修復しました。 宮島達男の作品のうち「Sea of Time '98」では、直島町の人々が制作に参加しています。現代アートが地域や島民の生活に介在する契機にもなった作品です。
水の中で数字が光ってる!
窓に数字が映ってる!これどうなってるのか全然わかんなくて面白い!
— キタマクラフカコ (@ktmkrfkfk) 2023年3月8日
お腹空いたので、アイス食べました。カロリーチャージ!
この日は朝食も昼食もろくに食べてないのでマジでお腹空いてました。このあたりにもお店はいくつかあるのですが(「あいすなお」さんが有名?)混んでたり、予約が必要だったりで考えるのが面倒になり、持参したおやつとおにぎりでなんとか乗り切りました。あと、バスの時間などを考えると、昼食の時間が確保できなかった……。
直島に行った人から話を聞くと、「島のおばちゃんがやってることが多いので、当日行って休みとか、お昼の時間以外やってないとか、食材が切れたからやってないとかもある!予約が良い!」とのことでした。
もし旅程考えるときは、お昼ご飯の時間もきちんと確保&できれば予約しておくことをお勧めします。とは言え、アート作品ってどのくらい見るのに時間かかるかわかんないから難しいけどね……。軽食(ソフトクリームとかケバブとか)はちょこちょこ売られてますので、食べ歩きでもいいかも。
〇護王神社へ
アイスを食べたら護王神社に向かいましょう!!
急な森にビビるわたし(「ささやきの森みたいな感じだったらどうしよう」と思ってる)。
思ってたより、すんなり着きました。階段のぼったらすぐあります。
ということで、ババーン!!護王神社です。
解説↓
江戸時代から祀られている護王神社の改築にあわせ杉本博司が設計しました。石室と本殿とはガラスの階段で結ばれていて、地下と地上とが一つの世界を形成しています。本殿と拝殿は、伊勢神宮など初期の神社建築の様式を念頭に、さらに作家自身の美意識に基づくものとなっています。
我々が今回、直島に行くことを決めたのは「杉本博司作品が見たいから」!!ということで、こちらは大本命!です。いろんな角度から見ましょう!
光学ガラスを使った階段が素敵!
「確かこの下に入れるという話だったけど……」とキョロキョロしていると、近くに並んでいる人達がいたので行ってみます。
どうやら本殿の坂の下にある入口から、本殿の下に入れるそう。待っている間にスタッフさんから注意事項の説明があります。1回に入れるのは4名まで。時間は5分程度。本殿を見るのは無料ですが、本殿の下に入るのは家ㇷ゚のチケットが必要なのでご注意を。
懐中電灯を手に、向かいます!入る前の海が!キレイ!
通路は1人ずつしか通れない狭いスペースなので、テキパキ進みましょう(前の人達全然進んでくれなくて、ずっと待ってたw)
階段を下から見た図。
ちなみに、左がデジカメ撮影、右がiPhone撮影です。ご参考まで。
中から出口を見た図。
左がiPhone、右が一眼。やっぱ一眼すごいな。
中から入口を撮ると杉本博司の作品「海景」のような写真が撮れるそうです(スタッフさんが言ってた)。
ここもテキパキ出て、出入り口の導線からどかないと後ろの人の邪魔になるのでお気をつけてw(前の二人がず~~~~っと出口のところにいてなかなか写真撮れなかった)。
江之浦ではおなじみ?シルエット写真も素敵に撮れます!(わたしのシルエット写真、かっこいいイヤリングしているように見えますが、前にいる人の影です)。
護王神社はこれで終わり。バスに乗るぞ!ということで、港まで下ります。ハイキング並みの道のりですが、足腰弱い方は気をつけて。運動不足なわたしはゼエハア言ってました。途中、景色を見ながら休憩。
休憩中。良い景色。
休憩したら階段を下って行きます。そんなに距離はなかったと思いますが、運動靴が良いです。
港に到着!宿泊者用巡回バスを待ちます。
本村港から李禹煥美術館へはバスで15分ほど。運転手さんが運転しながら解説してくれる&めっちゃ良い景色&見れなかった展示が車窓から見れるので、休めるけど休めない!という嬉しい?忙しい?楽しい?感じです。
〇李禹煥美術館
李禹煥美術館に到着。ありがとう、ベネッセハウス!感謝~!!!
長い階段と道を通ります。なんだろう、マジ安藤建築(感想が浅い)。
美術館の外にも屋外展示あり。ここも結構楽しいです。ただ、屋根も何もないのでひたすら暑い!景色は良いけど!熱中症注意!
美術館へ!入口までは撮影可能です!マジ!安藤建築!
ということで解説↓
現在ヨーロッパを中心に活動している国際的評価の高いアーティスト・李禹煥と建築家・安藤忠雄のコラボレーションによる美術館です。
半地下構造となる安藤忠雄設計の建物のなかには、李禹煥の70年代から現在に到るまでの絵画・彫刻が展示されており、安藤忠雄の建築と響きあい、空間に静謐さとダイナミズムを感じさせます。
海と山に囲まれた谷間に、ひっそりと位置するこの美術館は、自然と建物と作品とが呼応しながら、モノにあふれる社会の中で、我々の原点を見つめ、静かに思索する時間を与えてくれます。
館内は撮影禁止。ショップとコインロッカー(100円戻ってくるタイプ)あり。カフェはないです。鑑賞料は1050円。ベネッセハウス割引とかはないですが、宿泊者は再入館可です。
本当に誰もいないときに入れたのでめちゃくちゃ堪能できました……!安藤建築と李禹煥のコラボ、どちらのすごさもガツンと伝わってきて「すげ~!!」という感じでした。「ザ・もの派」という感じなので、解説とかあったほうがわかりやすさはあるかも。ツアーとかもやってるみたいなので、「ちゃんと解説されたい!」という方はツアーがおすすめ。
外に出て屋外展示を見学。
「無限門」(左の写真)という作品がここのメイン?かなと思います。配偶者は「おにぎり!」と言って写真撮ってて面白かったです🍙暑すぎてそこまで頭回らなかったんですが、今思うと近くまで行けばよかったな……。中くぐればよかった……。
〇ヴァレーギャラリーへ
向かいにあるヴァレーギャラリーに来ました。
入口はなんだか美術館らしからぬ、キャンプ場のような雰囲気……。
ベネッセハウス宿泊者は無料で入れます。チェックインしてなくても、朝もらったタグを見せればオッケー!
解説↓
ヴァレーギャラリー(Valley Gallery)は、香川のベネッセアートサイト直島にあるアートギャラリー。2022年3月12日(土)に開館。
祠をイメージした、安藤忠雄の設計による半屋外建築。二重の壁による内省的な内部空間を持ちながらも、半屋外に開かれており、雨や風、光といった自然の動きをそのまま感じられるギャラリーとなっている。
建築内外には、草間彌生の《ナルシスの庭》を展示。同作は、1966年のヴェネチア・ビエンナーレで発表されて世界的な注目を集めた作品であり、一面に敷き詰められた大量のミラーボールから構成されている。また、2006年より恒久展示されている小沢剛の《スラグブッダ88 ─豊島の産業廃棄物処理後のスラグで作られた88体の仏》も、一部改変して設置されている。
2022年3月にできたばかりで、調べてもなんにもわからなかったので不安しかなかったのですが、行った今もよくわかってません。
ということで、見学。
道を進んで奥の建物に向かいます。池には無数の玉が浮かんでいますが、こちらは草間彌生の「ナルシスの庭」という作品。
こちらの芝生にもある。暑い日に見るとね、太陽光が照り返してきてね、もうね、あっついのよ。
あと「球体に反射してる自分がいっぱいいる~!!!」という映え写真が撮れますので、映えたい方はぜひ。
ヴァレーギャラリーの中へ。安藤建築×草間彌生!
ヴァレーギャラリーの中と、外。天候含めて作品を楽しむ的なコンセプトがあるそうですが、そんなことより暑すぎて気が狂うかと思いました。冷房が欲しい。あと水分補給したい。
他にも小沢剛の「スラグブッダ88 ─豊島の産業廃棄物処理後のスラグで作られた88体の仏」という作品があります。
階段を上ると、ちょっとした道がありまして
こんな感じで景色&作品が見れます。今後もっと作品増えそうだな~。
ベンチに座って一休み。このベンチ、的確にお尻に食い込む!!!
ここで待っていたら、巡回バスが来たので飛び乗ります!「これ地中美術館止まるのかな?!乗っていいのかな?!」と騒いでいたら、スタッフの方が「大丈夫です!地中美術館に止まりますよ!」と言ってくださり助かりました。優しい。
〇地中美術館へ
ということで、地中美術館チケットセンターに到着。
地中美術館は完全予約制で時間になるまで入れないので、待合室で休みます。オリーブサイダー飲みました。軽食食べたかったけどクッキーくらいしかなかった。
配偶者はここでようやく、今日初めてのヤニタイム(フェリーに乗れなかった&家ㇷ゚の周りに喫煙所がなかった&各美術館にも喫煙所なかった)。地中美術館チケットセンターの裏に喫煙所があります。「3本吸ったわ」とのことでした。直島は喫煙所少ないので、喫煙者のみなさんお気をつけて。
ようやく時間になったので、チケットを交換して入場!
すんなり入れるのかと思いましたが、チケットセンターから地中美術館までちょっと歩きます!!!
途中、「地中の庭」がありましたが、素通りして、地中美術館へダッシュ!(なぜならホテルチェックインの時間が近づいているから!)
「地中の庭」解説↓
地中の庭は、当館所蔵作品の作家であるクロード・モネが自ら造園したジヴェルニーの庭に植えていたとされる植物をベースに、約200種類の草花や樹木から構成される庭園です。モネが晩年に好んで描いた睡蓮をはじめ、柳やアイリスなど四季を通してお楽しみいただけます。モネが描こうとした「自然」という主題そのものを立体的に感じていただける空間となっています。
地中美術館到着!さっと撮影してさっと入ろうとするわたし。
入口入ってからも、まだちょっと歩く。全体的に傾斜のある道を歩くので、「若くて健康なうちに来れて良かった」と2人で言ってました。
「早く行こ!!」とダッシュしまくる様子。
地中美術館は撮影禁止なのですが、確かここまではOK。なので、み~~~~~~~~んな撮影していて、階段が混みあってました。
ということで、地中美術館見学!
解説↓
地中美術館は「自然と人間を考える場所」として、2004年に設立されました。瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設され、館内には、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が安藤忠雄設計の建物に恒久設置されています。地下でありながら自然光が降り注ぎ、一日を通して、また四季を通して作品や空間の表情が刻々と変わります。アーティストと建築家とが互いに構想をぶつけ合いながらつくり上げたこの美術館は、建物全体が巨大なサイトスペシフィック・ワークといえるでしょう。
地中美術館、まず建物がすごい。そして、作品がすごい。よって、全部すごい。モネ、タレル、ウォルター・デ・マリアの3人の作品しかないんですが、「また来たい!」と思うすごさがありました。それぞれの作品に合わせた安藤建築がすごい……。モネの部屋に入った瞬間泣きそうになりました……マジですごかった……何あの部屋……。
ただ、有名だし人気の美術館なのでとにかく混んでます!!!本当に混んでる。タレルとウォルター・デ・マリアの作品は人数制限があるので並びます。お気をつけて。あと「響くので私語は控えてください」という展示で座り込んでめちゃくちゃ喋ってる人とかいて「は???」ってなりました。
あと、撮影禁止なのと、一眼レフなどは持っているだけで「作品を傷つける(?)から鞄にいれてください」とか言われるので、入口入ったらカメラは鞄に入れておくほうが良いです。
「地中カフェ」でご飯を食べます。ようやくのご飯……!!すっごい良い景色でした。海外からの観光客が「この窓がどうなってるか気になるんだ!わたし、ケンチクカだから!」と言って窓の前でずっと話し込んでいて、途中から全然景色見れなくてウケました。こういうこともある。
お土産売り場で安藤忠雄関係のお土産を購入。「地中の庭」をチラ見して、チケットセンターに戻ります。
〇バスでベネッセハウスへ
「ちょうどバス来てる!やったー!」と乗り込んだところ、運転手さんに「これ、ベネッセハウスには止まりませんよ?!」と言われ、「え!?」ということで降車。なんで?!どこまで行くのこのバス!?え!?どこまで行っちゃうの!?(疲れもあって大混乱中)
このまま宿泊者専用バスを待つと30分……歩くと1時間かかる……ということで絶望していると、次に来たベネッセエリア巡回バスの運転手さんが「どこまで行きたいの~?ベネッセハウス?じゃあこのバス乗っていきなよ。ちょ~~っと歩くけど、近くまで行くからさ。本当にちょ~~~っと歩くだけだから!ね!乗っていきな~!」と声をかけてくださり、歓喜!!!!捨てるおじさんあれば拾うおじさんあり……。本当にありがとうございましたあの時のおじさん……。菓子折りを送りたいくらい感謝してる……。
おじさんありがとう……。
おじさんの言う通り、ちょ~~~っとだけ歩いてベネッセハウスに向かいます。
やっと着いた~!!!!!!!!!!!!!!
ここまで長かった~!!!!
チェックインからお部屋の話は次回に続きます!!!
〇感想
・トラブル続きの直島編でした。あと単純に美術館や展示が他の島に比べて多いので予定詰め込み過ぎて超忙しかった。
・犬島、豊島のときは途中で船に乗って爆睡していたしご飯もちゃんと食べていたので結構元気がありましたが、直島では朝から走り続け、炎天下の中歩き、バスで感動し続け、ご飯も食べず歩いてきたのでマジでクッタクタでした。休憩、大事。
・家プロジェクト、結構散らばっているので見たいものを先に選んでから回るほうがいいかもしれません。見れなかった「はいしゃ」「石橋」は結構遠かったので、行く前から諦めてしまってました。あと「きんざ」は事前予約制なので、行きたい人は前々から予約チェックしておく必要があります。
・「直島銭湯「I♥湯」」も有名ですが、好みと合わなさそうなことと時間的な余裕のなさから行きませんでした。逆に行ってから「The Naoshima Plan 「住」に行きたかった!」とか思うこともあり、難しい。瀬戸芸期間しか空いてないところもあるので、マジでカタログを読み込んで、バチっと計画立てて、各種ホームページで最新情報をチェックしてから行ったほうがいいです。
・直島は基本月曜休み。なので「明日は休みだ!行きたいところ今のうちに!」と日曜に予定詰めて観光しましたが、観光客が多い!!!ので、平日観光のがいいかもしれません。
・余裕があればベネッセのエリアと家ㇷ゚エリアで別日に分けて観光したほうが両方じっくり見れます。全部1日で見たので、マジで忙しかった……。
・ベネッセエリアは基本山で、移動が全部坂なのでしんどいです。車か巡回バスがオススメ。
・「美術館の所要時間わからない!」問題ですが、本当に好みとどのくらい自分がじっくり見たいかによるところが大きいです。あと混み具合!李禹煥美術館とヴァレーギャラリーはガラガラだったのでサクッと見れましたが、地中美術館は待ち時間が多く、思ってたより時間かかりました。
ぎゃー!1万字超え!そんな記事を最後まで読んでくださりありがとうございます……!
まだまだ続きます、直島!
以上です。