北枕ふか子のブログ

行ったりやったりつくったり

四万温泉に行きました

ふかこんばんは。北枕ふか子です。

 

さて、四万温泉に行きました。冬に。

いつの冬か。2017年の2月です。

「えっ、待って、今2018年10月……1年以上前では……?」

そうです。知ってます。

その話を書きます。相変わらず遅いんですが、書きたいときに書くんです。それがふか子イズム。

 

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さて、四万温泉に行きました。寒そうですね。雪あるよ、雪。髪の毛食ってるし。

 

そもそも、「四万温泉ってどこにあるの?」という感じですが、わたしもよくわかってません。連れていかれたので。サプライズ旅行的なやつです。いえ~いサプライズ~!

ぐんまちゃんがいたるところにいたので、群馬なんだろうな~きっとそうなんだろうな~と思ってましたが、ちゃんとググったら「群馬県四万温泉なび」が出てきたので確実に群馬県ですね。群馬県だったんだなあそこ。

shimaonsen.com

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はい、ということで電車で中之条駅にやってきました。はじめまして中之条。よくわからないまま中之条。特急電車に乗って、ここまできたことは覚えてる。それは覚えてる。混んでた記憶もある。

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ここからバスに乗ると温泉街に着きます。バス停がおしゃれだな~。

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バスからの眺め

バスに乗ります。サイト見たら「中之条からバスで40分」って書いてあって、そんなに乗ったっけ?って思ったんですけど、サイトには40分って書いてあるからきっと40分なのでしょう。途中にダムがあって「ダム良いなーダムー」と思った記憶はある。

調べてみたら「四万川ダム」っていうらしくて、ダムによって出来た人造湖・奥四万湖はコバルトブルーが特徴なんだって。写真見ると確かにめっちゃキレイ。っていうか人造湖ってすごいな。

四万川ダム - Wikipedia

www.jalan.net

www.kashiwaya.org

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はいということで、四万温泉口~!

横に書いてある「国民保養温泉地・全国第一号指定」ってなんだろ。

と思ってググった。Wikipediaによると

国民保養温泉地(こくみんほようおんせんち)とは、温泉の利用促進を狙い、温泉法(昭和23年法律第125号)第14条に基づいて環境大臣が指定した温泉地のこと。

ということ。ざっくり言うと、「健康のために行くならこの温泉がオススメ!指定した条件クリアしてるし!温泉はいいぞ!」って環境省が言ってる場所という感じですかね。四万温泉は一番最初に登録された地の一つだから「全国第一号指定」なんだね。

国民保養温泉地 - Wikipedia

travel.biglobe.ne.jp

 

あと「上信越高原国立公園」っていうのは、Wikipediaによると

上信越高原国立公園(じょうしんえつこうげんこくりつこうえん)は、長野県を中心に、新潟県群馬県にまたがる国立公園である。

だそうです。相当でかい公園だな、マジで言ってんのか?と思いつつ環境省のHP見たらちゃんと大きい公園だったので、「大きいんだね」と思いました。

上信越高原国立公園 - Wikipedia

環境省_上信越高原国立公園_見どころガイド

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環境省からオススメされた温泉で、国立公園って、どんだけ国のお墨付きなんだ、四万温泉……。と、思いつつバスに揺られます。寒そうだなー。

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ということで着きました。バス停から徒歩2分、積善館に到着しました。ここで日帰り温泉を満喫するコースらしい。サプラ~イズ!

www.sekizenkan.co.jp

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積善本館。至る所に説明書きの看板が置いてある。

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積善館は300年前に創業した温泉宿。そして、「群馬県指定重要文化財」らしい。中之条町観光協会のサイトによると、

四万温泉の積善館の山荘は国の登録文化財、本館は県の重要文化財、前新、向新及び廊下橋の建造物については町の重要文化財に指定されています。

ということなので、まあ、一言で言うと「歴史があって、文化財にも指定されている積善館すごい」です。詳しいことが知りたい人はサイト見てください。

www.nakanojo-kanko.jp

www.sekizenkan.co.jp

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 ということで、記念撮影。寒そうだね。寒かったよ。

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あと、「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルの一つにもなったらしい。たしかに、この橋それっぽい。

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そんな橋で記念撮影。寒いです。 

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左の工事中なのは「元禄の湯」の建屋(これ一年以上前の写真だからたぶん今は工事終わってると思う)。右の建物、千と千尋の神隠しっぽくない? 

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反対側の景色。川です。

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はい、ということで、本館の入口。3階まであるよ!

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ということで3階に上がり、部屋へ。本日の部屋はこちら。照明がすごく良いよね。

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ごはんです。これにおひつに入った温かいご飯がつく。おかずは冷たかったけど、ごはんは温かい。 「おかわりいる~?」みたいな旅館お泊りごっこができて楽しい。ごはんinおひつ楽しい。

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食後、館内を探検しに行きます。奥に進むと山荘のほうに行くのかな。階段をおりて2階へ。

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ここは「浪漫のトンネル」。奥にはエレベーターがあって、それに乗ると山荘の3階に着くらしい。 知らなかったけど、山荘の上には「佳松亭」っていう建物があるらしい。でかいんだな…。

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君と出逢ってから~いくつもの~夜を語り明かした~~はちきれるほどMy Dream~♪

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浪漫飛行したところで、1階へ。1階から2階への階段は天井が低い。傾斜もキツいのでちょっと怖かった。ほら、顔がちょっとビビってるでしょう。すぐビビるからね。ほんとにね。

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入り口を出て右に進むとこんな感じの道に出る。この奥へ進むと川沿いの道に出る。

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さてお風呂に入りましょう。お風呂入る前で完全に気が抜けている。タオルは受付で買えます。

あ、あと温泉の前に飲泉があったので飲みました。熱かった覚えがある。

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お風呂は撮ってないんですけど、積善館のサイトにフォトギャラリーがあって、「お風呂は写真撮影禁止だから、SNSの投稿にはこの写真使ってね」というのがあったのでお借りしました。最高だ~!ありがとう積善館~!

www.sekizenkan.co.jp

という感じでこんなお風呂です。「脱衣所」っていう部屋はなくて、扉空けるとすぐお風呂。びっくりするくらいすぐお風呂。

入り口の近くにかごが置いてあるのでそこで服を脱ぎます。後ろはすぐお風呂。迫りくる熱気。あと体洗うスペースもたくさんあるってわけじゃなくて、シャワーが1~2個?あって、そこで体軽く洗う感じでした。

泉質はナトリウム・カルシウム 塩化物硫酸塩温泉。「クゥーッ!あっつ!」というよりは、最初は「ぬるいかな?」と思うけど、入っていると体の奥からじわじわと温かくなるタイプ。

いくつも浴槽がある理由は公式サイトによると↓

大きな湯船が一般的ではなかった時代に作られた浴槽のため、タイル張の床に5つの石造りの浴槽が並ぶ特徴的な作りで、湯船のそこからお湯が湧き出ています。

ということ。温度が絶妙に違うとか、泉質が異なるとかかな…と思っていろんな浴槽に入ったり出たりしてたよ…全部同じなのか…。でも、浴槽がわかれてると家のお風呂みたいにゆっくりできるから楽しかったな。

あと、中にサウナというか蒸し風呂がある。怖かったので入らなかった。

ちなみにお風呂はここだけじゃなくて、本館1階に岩風呂もある。そっちは混浴だったので入らなかった。

www.sekizenkan.co.jp

 

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お風呂あがりに街へ繰り出します。

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こんな感じ。蕎麦屋があるけどな~もうお昼食べちゃったからな~。

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ということで、スマートボールしました。

わたし、スマートボールめっちゃ得意でみんなが「もう玉ないよ~終わったよ~帰ろう~」みたいな顔してるときに、「あ、わたしまガシャガシャガシャ!!!」って玉出てくるタイプなので、本気でやったら永遠に打てると思います。マジで。

この時も結構頑張ったんですけど、無理やり終わらせました。えへ。「たくさん玉出てきたな~なんかもらえるのかな~?さっき子どもがおもちゃもらってたもんな~」と思ってたんですが、「はいお疲れ」みたいな顔されて終わりました。なんかくれよ!!!大人げないけど!なんかくれ!!

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気持ちをおさめるために散策。川沿いはいいよね。

とはいえ、少し歩くとTHE自然で登山になりそうなので、宿に戻り、歴史資料館を見学。そのあと、「積善や」というラウンジをチラ見。14時閉店で、暗くなっていて悲しくなったので、バス停近くに移動します。

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バス停近くに観光案内所がありました。当時の観光大使は中山秀征と井森美幸だったようだ。今もそうなのかな。なんか、濃いな。

ぐんま大使の部屋

↑このサイトもなかなか濃い。

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遊べるスペースもある。ケン玉とか四万文庫とか。

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バスの時間を確認。バス停近くをふらふらするものの、結構時間があったのと、暇だったので、近くにあるという甌穴へ。

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着きました。「四万の甌穴」。甌穴とは何かわからないまま来ました。

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反対側の景色はこれ。滑って転ぶやつ。

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甌穴へ行こう!!……ってこれも滑って転ぶやつやん!!

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はい!着きました!いえーい!って、冬季は通行止め!!かなしみ~~~!!!

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まあ、そりゃそうか……と言いたくなる道。

結果的に「甌穴ってなんだろう」という疑問だけが残ったんですが、「四万の甌穴」サイトに説明が載ってた。

甌穴とは、川の流れが渦巻き状になることより石や砂が同じところを循環し、
川底の岩盤と接触して侵食されてできた丸い穴でポットホールとも言います。

のことらしいです。おうけつ。穴があいてるってことでいいのかな。実際見ないとピンとこないな。雪のないときに行きたいな。

www.ouketsu.net

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さっきのバス停まで戻らなきゃ…と思いきや、戻らなくても大丈夫!(吉高由里子ボイス)甌穴前にバス停があります。

時間があったので「森のカフェKISEKI」というカフェでお茶。我々と同じように「甌穴を目指してきたが通行止めでした」みたいなカップルがいたので「ナカマ~」と思いました。

www.ouketsu.net

このカフェでお店にあった四万温泉に関する本を読んだんですけど、「四万温泉には何もない。だが、この現代で何もしないのは困難だ。この何もない四万温泉で過ごすことでストレスフリーになるので、湯治を目的とした客は心も体もリラックスできるのだ」みたいなことが書いてあって、「レジャーで四万温泉!」というよりかは「湯治で1週間くらい四万温泉」くらいのノリがちょうどいいのかなと思いました。

あと、四万の温泉は「四万の病に効く」と言われているほど効能が豊富で、なおかつ美肌効果もあり、飲泉することで胃腸にも良いとされる最強の湯らしい。すごくない?で、「もしかして、わたしが病弱だからよくなるように、それを願ってこの地へ連れてきてくれたの…?」って聞いたんですけど、「え、ここの温泉そんなにいいんだ?」みたいな感じだったので「そこはさ~”そうだよ~!”って言って~」って思いました。

あと、積善館のHPに

此処には、何もありませんが、
何もしない贅沢があります。

という言葉があって、「あ、やっぱり湯治のための温泉なんだなあ」と思いました。何もしないをする場所、それが四万温泉

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四万温泉のことが少しわかったところで、四万の甌穴バス停からバスに乗り、中之条駅に戻ってきました。途中にある宿とか、結構じっくり見たんですけど、面白かったです。いつか下のほうの旅館にも行ってみたいなー。旅館のはしごとかできるのかなー。

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電車まで時間があったので駅の中をふらふら。トイレ前にあった警ら箱(けいらばこ)。初めて知ったんですけど、目安箱みたいなものらしいですね。「警ら(警邏)」にはパトロール的な意味があるんだって。知らなかった~。

kotobank.jp

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駅の中には待合室(結構でかい)と売店があります。売店で群馬土産を購入。あとこれ、「上信越フィギュアみやげ」の松本城。お土産にって買ってもらった。

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駅のホームには「吊るし雛通り」があります。大女将が丹精込めて作り上げた作品だそうだよ。全然話変わるけど、大女将って「お」が3回続くんですね。おおおかみ。

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中学時代、家庭科の授業で作りましたよ。吊るし雛。友人の双子が私の作ったやつを見て、それぞれに力士の名前つけてた思い出。

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中之条駅ホーム。ここからは爆睡してたのでよく覚えてません。

そして、どこかの駅に到着。大きかったことは覚えてる。f:id:m0820:20180920224958j:plain

蒸気機関車の説明とデジタル時計。

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ぐんまちゃんがいたので、ハイタッチ!

ここから新幹線に乗って、帰ってきました。

 

〇感想

1年以上前の話なんですけど、思い返してみるとマジで何もわからないまま連れていかれて、何もわからないまま帰ってきたんだな、と思いました。

ブログ書きながらいろいろ調べてて、「エッ、ダムってこんなきれいなのかよ!行きたかったよ!」とか「キティちゃんとコラボしてる宿あるの!?いいなー」とか思ったので、サプライズ旅行、向いてない。事前に調べていく旅行が好き。心配性なので、調べてから行きたいというのもある。

あと、他の観光地まで結構距離があるので公共機関だけだと行けるところが限られてきてしまい、「あ~こういうとき車あると便利なんだろうな~」とも思いました。でも、なんでしょうね。四万温泉って湯治の場所だから、ゆっくり過ごすのが一番。何もしないをする場所。とはいえ、楽しかったですありがとうございました。