北枕ふか子のブログ

行ったりやったりつくったり

ひょんなことからミラーボールを飼うことになった

先日、ひょんなことからミラーボールが我が家へやってきました。


ミラーボールを飼うのは初めてで、あまり話にも聞かなかったのでツイッターで聞いてみました。

 



4割の人が飼ってるそうです。しかしながら、17人しか答えてない感じが切ないですね。17人しか答えてないのに4割が飼ってるってどういうことなんでしょうか。わたしのフォロワーはやっぱり、なんか、アレなんでしょうか。

 

さて、うちにやってきたミラーボールはなかなかでかいです。ポケモンでいうと、体重のところに「XL」と表示されるレベルです。

 

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やはり大きさだけあって落ち着いてはいますが、まだわたしに慣れないようで、写真もうまく撮らせてくれません。暴れるので少しブレてしまいました。 

 

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この子、よくよく見ると怪我をしているではありませんか!!!

 

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これはよろしくない!!!!

 

ということで

 

早速、ミラーボール治療を専門に行っているお店・東急ハンズに行き、素人なりにいろいろ考えて、材料を買ってきました。

 

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いい感じです。こういうのは形から入るタイプです。

 

検索したところミラーボールの治療にCDを切り貼りするものありましたが、ゴミの始末がめんどくさそうなのと、このミラーボールは鱗がしっかりしているので、CDでは代用できなさそうでした。なので、今回は我流で鱗をつくりたいと思います。

 

まず、怪我をしている鱗を剥がします。

 

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すべて剥がれました。


次は新しい鱗の用意です。

土台は

 

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コーヨーソフトボードというもの。簡単に言うと、展示用パネルが柔わらくなったものです。丸い体にもフィットしそう。

これを適当な大きさに切って、上に「FNSツヤミラーシート」という歌謡祭みたいな名前のミラーシートを貼り付けます。

 

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これなら、鏡より安全で、輝きも十分です。十分すぎてわたしの腕が映り込んで怖いことになってます。これを鱗の大きさに切れば…

 

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できました。いいかんじ!
これを「セメダインスーパーX」という、超用途☆接着剤で貼り付ければ…。

 

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おお!いいかんじ!!!
治療痕が目立たず、ミラーボールも嬉しそうです。

 

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吊るしてみたところ、喜びながら光を反射していました。かわいい…。かわいすぎる…なんてかわいいんだ…愛らしい…名前つけたい…ミラ…ミライ…ミラ子…ミラ彦…ミラ彦!!!!

 

ミラ彦に決定です。

 

ミラ彦〜〜〜!!!!かわいい、かわいいよ、ミラ彦!!!


しかしながら、この子、吊るしているだけなので、自力で回転できません。回転方法を模索しているところです。ミラーボールを飼ってる4割の人は教えてください。

渋谷に行けるようになったんじゃない、PARCOに行けるようになっただけなんだ。

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中学から大学まで、6年付き合った彼氏と別れる時、「付き合ってたときに一番うざかったことってなに?」と訊ねた。彼は、「中学時代、渋谷に行くたび、怖い怖いって言ってたのに、大学になってから行けるようになって通ってたこと」と答えた。

 

2016年、8月7日に、渋谷PARCOが一時休業した。

 

その前日、ONLY FREE PAPERの代表・松江さんがブログでこんなことを書いていた。

「渋谷怖いけど、ONLY FREE PAPERがパルコにあるから来る(来れる)ようになった 」というようなお客様のお話を聞くこともありました。

 

まさに、わたしである。

 

渋谷は怖い。

 

幼い頃に連れて来られたときは、父がスルスルと人混みを抜けていき、そのあとを慌ただしく動く大量の足を見つめながら、必死に追いかけた。わたしの後ろを歩く母は「あんなに早歩きして…」と不機嫌な声を出す。

 

「早足ばかりの不機嫌な街」というイメージがこびりついてしまったわたしは、その怖さから中学生になっても渋谷に来るたび、友人の腕を掴んで、「絶対に離れないでね!!!!」と言っていた。

 

大学生になって、ONLY FREE PAPERという店を知り、ボランティアスタッフをやろうと一人でPARCOに向かったときは、道に迷い、人は多くて、坂は多いし…で、もう帰りたかった。

 

汗だく・涙目でお店に向かい、「面接のなかはらです…」と囁くと強面の松江さんが出てきて、泣きそうだった。でも、話してみるといい人だったし、「お金は払えないけど、フリーペーパーがたくさん読めます」と言われて、「やりたいです」と返した。

 

渋谷PARCOでスタッフをしている自分、というのはなかなか誇らしかった。毎日入荷するフリーペーパーを並べるのはもちろん、得意げにスタッフバッジを付け、従業員専用エレベーターに乗り、おしゃれな店員と同じ空間を行き来して、歴史ある建物の裏側にいる。それだけで胸が高鳴った。

 

客としては、残念ながらPARCOで買い物を楽しんだことはない。でも、劇場とパルコミュージアムには大変お世話になった。特に、パルコミュージアム

 

今年の春に「五〇音展」を開催したチームNASは、パルコミュージアムで開催していた大宮エリーの「思いを伝えるということ展」に行って、「あの展示方法をわたしたちもやりたい!」と感じたのがすべてのきっかけだ。

 

そんな思い出に浸ろうと、8月7日に訪れた。フロアを回り、各展示を見て、思わずこうツイートした。

 

建物や歴史を懐かしむ人、買い物やイベント目当ての人、友人に会いたい人、なんとなく来た人がいて、解体が決まった母校の文化祭みたいな雰囲気だった。寂しいけどめっちゃ楽しかった。

 

この場所のすごいところは、すべてのカルチャーとそれに関連する人たちを受け入れていることだと思う。ファッションも、演劇も、映画も、アートも、アニメも、文学も、フリーペーパーも、全部受け入れて優しく包んでくれる。

 

公園通りを歩いているときは「渋谷怖い。帰りたい」と思うのに、PARCOに入るとやけに落ち着くのは、その懐のでかさがあるからだ。たぶんだけど。

 

 

今日、ONLY FREE PAPERのスタッフとして搬出を手伝った。(制作者としてもお世話になった)棚を運んで、少し、フロアを歩いた。


誰もいない、何もないPARCO。新鮮だったけど、不思議と寂しくはなかった。なんというか、みんなが卒業したあとの校舎みたいだったのだ。また新しいことがはじまる。そんな希望に満ちていた。

 

一通りフロアをまわったあとにスタッフ口から出ると、渋谷PARCOを卒業した気分になった。そして、「これから積極的に渋谷に来ることはなくなるんだろう」と思った。

 

かつて、彼は「渋谷に行けるようになった」と言ったけど、わたしは渋谷に行けるようになったんじゃなくて、渋谷PARCOに行けるようになっただけだ。その場所から、卒業してしまった。

 

帰り道、「わたしを受け入れてくれて、たくさんのきっかけと出会いをくれて、ありがとー。また新しくなったらよろしくね」という気持ちになった。

 

この感謝の気持ちをどう表したらいいかな、と悩んだけど、それはPARCOが教えてくれてた。

 

「ありがと。サンキュー。
しばらく、またね。」

彼氏の汚い部屋にゴミ箱を置いた話

基本的に彼氏について聞かれたときは「最近っすか?超仲良いっすね!!」「彼氏ですか?かっこいいですよ!?」「マジでラブラブなんで!」と食い気味にラブラブアピールをしているけど、「じゃあ彼氏の嫌いなとこある?」と聞かれたら絶対に「部屋が汚い!!」と答えてる。しかも食い気味に。

 
彼氏の部屋が汚い。
 
いや、ゴミ屋敷みたいになってるわけじゃないし、ギリギリ歩けるけど、小銭散らばってるし(お釣りをポケットに入れて、その服を洗う時にポケットの中身をばらまくので散らばるらしい)、洗濯物散らばってるし、食べたものとかゴミとかそのまま放置だし、プレゼントでもらった箱とか包装紙とか捨てていいか判断できないタイプのものが放置されてるし、漫画とか本はあちこちに落ちてるし、あとなんかよくわかんないけどいろいろゴミが落ちてる。たまに綿棒とかが散乱しててよくわかんない。
 
彼氏曰く「男の子の一人暮らしなんてみんなこんな感じだよ」とのこと。
 
いやいやいやいやいや男の子だからとかではなく!!!人間として!!!ゴミはゴミ箱に捨てろよ!!!小銭は財布に入れろ!!!!本は本棚!!!!あるべき場所に返せ!!物を!!!
 
ほんとになんでも「置きっ放し」「やりっぱなし」にするので、「こいつジャングルかなんかで育ってるのかな…」と勘違いするレベル。
 
わたしが遊びに行く日にはある程度、片付けてくれるんだけど、たまーに忙しくて片付けられないときに遊びに行ってしまうと、「これ、入っていいの?」レベルの汚さに遭遇することがある。
 
ぐちゃぐちゃな部屋で小銭を拾いながら思った。
 
「どげんかせんといかん」
 
わたしの中の東国原が高らかに叫んだ。
 
とりあえずこの散らばった小銭たちをどげんかせんといかん。
つーか、なぜ小銭が散らばるんだ!!なんかのゲームか!!散らばったコインを集めてアイテム購入か!それで装備を強くするタイプか!!ばかやろう!よーくかんがえよ〜!!お金は大事だよ!!!!撒き散らすな!!金を!!!
 
最初は小銭を見つけ次第、彼の財布に入れてたんだけど、これはなんだか釈然としない。いくらお金をばら撒いたか自覚させたい。なので貯金箱を設置した。「小銭はすべてここに入れなさい。そして、これがいっぱいになったとき、あなたがいくらお金を無駄にしていたか確認しなさい。あるいは、お金がなくなったときのために貯めておきなさい」と指示。
 
その次の週。
部屋に行ったら、小銭は落ちてなくて、貯金箱には何円か入ってた。偉い!ちゃんとできた!やればできる子!!!!!
 
それ以来、小銭は貯金箱に入れる習慣がついたようで、なんだか安心してしまったわたし。部屋の汚さにも慣れ、引っ越し当時(2年前)に使っていた段ボールに入っている洗濯物を見てもなんの疑問も抱かなくなっていたある日、彼が「洗濯カゴとゴミ箱が欲しい」と言ってきた。
 
革命だ。
 
ジャングルで育ってきた彼が!!部屋を片付けるシステム作りを思いついた!!ゴミ箱と洗濯カゴ!!!すごい!!偉い!!!よく思いついたね!!!!そうか!!システムがなかったから汚かったんだね!!!捨てる場所としまう場所さえ決まれば片付けできる!!すごい!!その発想、表彰されるべき!!!ノーベル賞ものの思いつきですわ!!!マジで!!!
 
100円ショップでゴミ箱とカゴを買い、帰宅。
その夜、2人でごはんを食べながら「ゴミ箱があるとゴミが一箇所に集まる。すごく便利。なんで2年間置かなかったんだろうか」と感動。洗濯物も段ボールでなくシリコン製のカゴに収まり、ようやく洗濯物っぽく見えるようになった。200円でこの感動。すごい。100円ショップは偉大。
 
貯金箱、ゴミ箱、洗濯カゴで彼の部屋はきれいになるだろう。システムをつくれば彼だって部屋をキレイにできる。
 
そう思いながら今日、彼の家を訪れた。
「全然片付けてない。でも今週ほぼ寝るために帰ってたから今日の汚さはまあまあって感じ」とのこと。どういうことだよ!つーかなにこの汚さ報告!!毎回家行く前にやってるけど!!
 
彼の家に着き、ドアを開くと、台所にジャンプが置いてあった。これは、まあ、いい。
 
部屋に入ると、机の上にも飲んだあとのビール缶やらなにやらが置いてある。まあ、これもいい。
 
問題は床だ。ティッシュが散乱し、洗濯物があちらこちらにあって、その間から小銭が顔を出している。
 
あーーーーもう!!!なんだよ!!!!システム導入したのに全然生かされてないじゃん!!!なんなんだよ!!お前もう、ジャングル帰れよ!!!!

それで、五〇音展どうだったの?

電車の中でぼーっとしながらダウトのモテドポイント貯めてたら「日常が戻ってきた」と気づきました。紛れもない日常!!戻ってきた!ただいま!!おかえり!!

 

はい。

 

五〇音展という2日間だけの体験型展示をチームNASという3人組でやりました。

根津にあるHOTEL GRAPHY NEZUというホテルの畳ルームで、ひらがなをテーマに。

なんというか、じっくり貯めておいて、展示内容とともに振り返りたかったんですが、考えたことだけ先に記しておきます。わたしの感想と、なぜ五〇音展をやることになったかの経緯です。すぐに更新しようと思ったのに、なんだかんだ木曜日になってしまった…。

 

◯展示をやる、ということ

 

まず、なぜこの展示をやることになったか…それは、「なんでもいいからNASで空間展示がやりたかったから」。

ただ、「展示やります!来てください!」というのはやりたくなかった。自己満足で終わる展示はやる意味がないなと思ってたんです。

そこで見つけたのが、文芸フェスのオリジナルイベント募集。文芸フェスがなんだかもよくわかってなかったのですが、とりあえず、NASの2人に「これ、応募しない?」と聞いたら二つ返事で「しよう」「やろうか」と返ってきたのがすべてのはじまりです。

 

NASには、何ができる?

 

「やろう」。じゃあ、何を、どこでやるのか? 

文芸フェスでは小説家や文学に関わる人がトークイベントをやったり、読書会をやったり…というイベントがほとんどで、最初は「大学の先生にお願いして読書会をやろうか」という話もでたのですが、「それってNASがやること?」

NASができることってなんだろう?何がしたいんだろう?何が得意なんだろう?と考えていくうちに、「いままでやってきた体験型展示を、文芸をテーマにやろう」という話になりました。

 

◯なにを「体験」させるか

 

3人とも働いてるし、土日も予定があるから3人で会えない。だから2人にずつ会って、打ち合わせて、それをまとめる、という流れで企画内容を決めていきました。

最初にせいじと会って、ターゲットと場所と目的を決めて、そのあとにあおきさんに会って、やりたいこと・できそうなことを絞りました。そこで残ったキーワードが「五〇音」。

文芸だとか、文学だとか、小説だとか、難しいことはわかんないけど、それらを因数分解して、楽しんでもらえたら、もっと文芸、文学に触れてもらえるんじゃないか?

 

それが、五〇音展のはじまりです。

 

◯まさかの採用で動揺

 

とにかく出せればいい!と思って、企画書を提出。すると、「オリジナルイベントで採用したいので面談に来て欲しいのですが」と連絡があり、「まじか」と動揺。

緊張しながら面談で「こういう展示がしたい」と話すと「楽しそうじゃないですか~!ぜひお願いします!」と言われてまたもや動揺。マジっすか!いいんすか!?

他のオリジナルイベントの内容を聞くと真面目なものばかり。「わたしたち、これ出ていいのか…」というのが率直な気持ちでした。

 

◯やるぜ!チームNAS!

 

そこからは週一くらいで会って企画内容の擦り合わせ。お互いいろんなものを作ってきて、見せ合って、「いいね!」というのをやっていました。

ただ、時間が足りない!!!!

話し合いも、制作もうまくできず、各コンテンツを各々に丸投げて、それぞれがやる!という形で進んでいったので、お互いどんなものをやっているかが逐一チェックできないもどかしさがありました。LINEとかで報告しあっていたけど、実物を見て話し合えないというもどかしさ…。 

もちろん、持っていけるもの(触る文字だとかおみくじの木)はお互いに見て「これはこうしたほうがいいね」と言っていましたが、やっぱり全部が全部チェックできるわけじゃない。3人がお互いに信用して、前日準備を迎えたわけです。

 

◯22時から準備開始。焦らない不安

 

前日準備で全員が集合したのは22時。手伝いは2人(本当にありがとう)。合計5人で準備を開始します。

各々が作ってきたものを並べるだけなので準備は簡単。3時間後の深夜1時には大体の配置も済み、朝に少し手を加えれば人に見せられる程度になっていたのです。

 

◯「いい展示だ(でも、なんか違うぞ?)」

 

1日目の朝、残りの準備をして、11時に開始。知り合いがちらほらとやってきて、あっという間にお昼頃に。

この展示がいいのか悪いのか不安でしたが、知り合いたちは「すごいねー」と褒めてくれるので、「きっといいんだろうな」という気持ちがありました。

でも、夕方ころに自分で回ってみると、面白いんだけれども、まだまだ詰めの甘いところが多数あり、「この展示、まだまだ伸びしろあるぞ…」ともやもや。その伸びしろが何かわからず、NASの中でもうまくすりあわせができず、もやもやしながら帰宅。

家に帰ると(その日展示に来てくれた)姉が起きていたので、「展示、どうだった?」と聞くと、一つひとつ丁寧に感想を言ってくれました。これはこうしたほうがいい、あれはもっと全面に出したほうがいい、と。それをうけて、「あ、あのもやもやはそういうことか」と気付かされたのです。

 

◯配置を変えたら、ぐんと良い雰囲気に

 

その夜のうちに、2人に姉の感想を伝えて、こうしたほうがいいんでは?という提案をしました。翌朝、入り口付近に「触る文字」を置いて、靴を脱がなくても触れるようにし、ハマる人・ハマらない人が分かれる「文字ふくわらい」は入り口右に。わざわざわたしたちが解説しないと伝わらないというのは”失敗”ということだから、知り合いが来ても極力説明せずに、「こっちから回ってね」くらいで各々が楽しんでもらう形に。

そうしたら、NAS側が説明しなくてよい分、ワークショップやその他の展示の準備や管理に時間を割く事ができたし、来場者が自分の好きなように展示を楽しめるようになった。話し声も極力小さくして、知り合いが来てもきゃーきゃー言わないようにして、居心地のいい環境にした。

ビルエヴァンスが流れる空間で各々が展示を楽しむ様子を見ながら「これこれ!これを求めていたんだよ!」と感じました。

 

◯ありがとう!文芸フェス!

 

1日目の夕方に、文芸フェスの学生ボランティアの方が取材に来てくれて、「明日までなので、今日中に記事をアップできますか…?」と無茶振りを言うと、笑顔で応えてくれて、なんと、取材の1時間後に(!)facebookに記事をアップしてくれたのです!(NASは感激して「日本の未来は安泰だ…」と言いながら泣きました)

そうしたら、2日目、「文芸フェスのfacebookの記事でみた」という人がちらほら来てくれたのです。それがすごく嬉しかった。

facebookで見た」と言ってわざわざ来てくれたからといって、面白くなかったらすぐ帰ってしまう。

でも、みんな、ちゃんと文字を触って、遊んで、考えて、占って、つくっていってくれた。それが、めっっちゃくちゃに嬉しくて、「この、全然知らない人が楽しんでくれるのが、NASの展示をやっていて一番嬉しい瞬間だなあ」と思いました。

 

◯「またやってよ」

 

そして、嬉しかったのが、「こういう展示、よくやってるんですか?」「2日じゃもったいないです。またやってください」と声をかけられたこと。もう、嬉しくて、どうしようかと思いました。嬉しすぎて、またできるように、全部のパネルをキレイにもって帰ってきちゃった。 

なんというか、芸術祭のときは「終わったー!もうやらないんだろうなー大学生活楽しかったなー切ないなー!」という気持ちでいっぱいだったのに、今回は、「またできるんだよなーそしたらあそこは改善したいし、もう少しこうしたいなーこういうのいれたら楽しそうだなー」と思っている自分がいる。冷静に。それが、なんというか、嬉しい。まあ、またやるかどうかは、わかんないですけど。

 

◯なぜ「NAS」なのか

 

よく、「なんでNASなの?」と聞かれます。「なかはら、あおき、すずきの頭文字を取ってNAS」っていう話ではなくて、「なぜ、なかはら、あおき、すずきの3人なのか」という話です。

確かにこの3人は趣味も好きなものも仕事もバラバラで、共通の話題で盛り上がることが殆どありません。ある意味すごいことです。びっくりします。

それでもなぜこの3人なのか。

他の2人がどう思っているかは知りませんが、わたしは2人の感性が自分には絶対にないもので、それが絶対的に面白いものだと信頼できるから、だと思っています。

例えば、音に名前をつけたり、楽しいことを考えたりするのはあおきさんが一番上手。せいじくんは粋な文章を書いたり、センスのあるものをつくるのが一番上手。だから、わたしに足りない部分は2人に補ってもらいます。

3人それぞれ、やりたいと思うことも違います。ざっくりとジャンルわけをすると、わたしは「読む」、あおきさんは「触る」、せいじくんは「見る」。その3つが、1つになることで面白いものになる。

だから、展示の打ち合わせを3人でやっていると、「全然考えつかなかったわー」というアイデアが2人からどんどん出てきて、どんどん面白くなっていく。それが、すごく楽しいんです。だから、この3人なんだと思います。

 

◯なぜ根津にしたのか

展示場所を根津のホテルにしたのは、「畳がある場所でやりたかったから」という理由だけです。でも、下見に行ったときに、この場所に一目惚れして、こんな素敵なところで展示ができたら楽しいだろうな、と思ったの覚えてます。根津駅からわかりにくいけど、猫道を通って行くのも「根津らしい!」って感じがしません?

それに、HOTEL GRAPHY NEZUのスタッフの方々は本当に良い人ばかり。本当に、感謝してもしきれません。甘酒を出すことになったのも、スタッフの方からオリジナルメニューについてご提案いただいたものだし、準備も遅い時間まで許してくださったり、「面白い展示やってるよー」と言いながら常連さんを連れてきてくださったり、本当にいいホテルです。上野や根津付近に宿泊の際は是非!! 

もう一点、このホテルでこの展示をできてよかったなあと思ったのが、スタッフ全員英語ベラベラだってこと。それは、外国の方が来たときに訳してくれて助かる!ってことじゃなくて、トリリンガルや外国人のスタッフが多いから、「なんで日本語って50音なんでしょうね」みたいに“世界からみた日本語”として見てもらえるのが嬉しかったんです。その視点がもらえるのも、嬉しかった。

◯最後に…

まあ、なんやかんやと長くなってしまいましたが、いやはや、楽しかったです。五〇音展。

こんなにたくさんの人が来てくれるとは思ってませんでした。文芸フェス、応募してよかった。

何より、多くのみなさんにお越しいただけて嬉しかったし、なおかつ、その人たちが文字を触って、感じて、書いて、聴いて、占って、作っていってくれたのが嬉しかった。

またやるかどうかは、わかりませんが、わたしが2人に「やろう」って言えば、2人が「いいよ」「やろうか」って言ってくれるんだろうなと勝手に思ってます。でも、そんなに頻繁にはできないし、何があるかわからないから、「またやりまーす!よろしくー!いえーい!」とは大声では言えないです。こっそり、またやりたいなーとは言っておきますが。

また、なにかやるときはどうか、どうかあたたかく見守りつつ、できれば実際に展示に足を運んで、楽しんでもらえれば嬉しいです。

 

2日間、ありがとうございました。

 

ちなみに、ありがとう、って言葉は「こんなにうれしいことは滅多にないことだ」→「滅多にないから、有ることが難しい」→「有り難し」→「ありがとう」という感じでできたんだそうです。

こんな風に嬉しいことは滅多にないよ。ありがたいよ。

本当に、ありがとうございました。

つまり、五〇音展ってなんなのさ?

3月5日(土)から6日(日)まで、東京国際文芸フェスティバルのオリジナルイベントとして、チームNASで「五〇音展」という展示をやります。
 
うん。
 
東京国際文芸フェスティバルとはなんだ?
 
オリジナルイベントってなに?
 
チームNAS?
 
五〇音展?
 
したり顔で宣伝してるけど、意味わかんないと思うので、ちょっと丁寧に説明します。
 
東京国際文芸フェスティバルとは、日本財団が主催するイベントです。いろんな作家がトークイベントやったり、本屋さんがワークショップやったり、読者会やったり、他にもいろいろいろいろなイベントが開催されます。
 
詳しくはホームページを見てくださいな
 
コミックマーケットとかデザインフェスタみたいに一箇所で行われるのではなく、東京の書店やら公園やらなにやらで開催されます。
 
で、オリジナルイベントとは、日本財団以外の団体、つまり書店だとか、有志団体だとかが主催するイベントのこと。わたしたちはその「オリジナルイベント」のひとつとして展示をします。
 
"わたしたち"こと「チームNAS」は文芸学科出身の有志団体。というか3人組。なかはら、あおき、すずきの3人のイニシャルをとって、「NAS(ナス)」といいます。
 
大学時代に「文芸学科も思いを伝えてみたかった展」、「第七感展」などの展示をやったり、ゼミ雑誌展などの運営のお手伝いをしたり、「トイレパーク」っていうゲリライベントやったりしてます。つまり、まあ「イベントをやるのが好きな3人組」って感じです(そうだよね?)。
 
そんな3人が、文芸フェスのイベントで「五〇音展」をやります。
 
「ん?文芸フェスなのに、五〇音?」
 
他のイベントでは読書会とかトークイベントとか、いろいろあるけど、わたしたちは、文芸ができる前の「ひらがな」で遊びたいなと思って、五〇音展という展示をやります。
 
 
文化、歴史、形、音、文字の5つのカテゴリから「ひらがな」というもので遊んだり、その面白さを学んだりできるようにしたいなあ…と思ってます。詳しい展示内容は徐々に発表していくのでおたのしみに。
 
場所は根津から徒歩5分くらいのところにある、HOTEL GRAPHY NEZU( http://www.hotel-graphy.com/ )。社員寮をリノベーションしたホテル(すごくおしゃれ!)。入って左側にある畳スペースで展示をします。
 
上野に近い立地なので、外国人の宿泊客が多いらしいです。たまたま東京に観光に来たら、"国際"文芸フェスで「ひらがな」に触れる…なんて素敵だなあ、と密かに妄想してます。
 
この展示に来たあとに、上野動物園に行ったり、根津ぶらりしたり、谷根千でネコを見る…とかも楽しそう!ということで、展示だけじゃなくて、その周辺の土地も楽しんでほしいなあと思ってます。
 
この展示を見たら、小説をストーリーだけじゃなくて、「言葉」を味わいたくなるかも?
 
そんな風に思える展示になるようにがんばってます。ぜひお越しくださいませ。
 
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「君のそういうところが好き」

よく恋人に「君のそういうところが好き!」と言うんだけど、恋愛だけじゃなくてすべての人間関係これに尽きるなと、たいして混んでもない中央線でいろんな人に体当たりされながら思った。

 
基本的に、他人に、興味ない。人間。みんな。だって隣でスマホいじってる人のことそんな興味ないし。いや、めちゃめちゃ可愛かったら話しかけたいけど。前に、電車で可愛い子がスマホ花札のゲームしてるのを見かけたときはマジで付き合ってみたいなって思ったけど。満員電車の後ろの娘!友達なったりしようぜー!って岡村靖幸みたいに叫びたいなってちょっと思ったけど!
基本は!興味ない!!
君が!幸せで!健康に!生きていてくれればそれでいい!
 
で、まあ人と話してると「この人のここダメだな〜」とか「この人のここいいな!」ってポイントがある。声の出し方がいいとか、目線の動きがいいとか、手の動きかわいいとか、話がめちゃめちゃ合うとか、あるいはどんな些細な話でも楽しいとか、「あれ持ってきて!」って言ったら思い描いていた「あれ」を持ってくるとか。
 
その「君のそこが好き」ポイントが加点されていくと、わたしはバカなので「わたし!この人!好き!だ!好きです!」となる。恋愛でも友情でも。
 
ただ、「この人のここがダメだなー」ってところが絶対ある。「ダメだなー」ポイントが募ると「苦手だなー」って思う。でも、好き!な友人の「ダメだなー」ポイントに対しては「まあそういうところもあるよね!人間ね!誰しもね!」って思ってあんまり気にしないし、恋人に対しても「まあまあ、そういうこともあるよ!でも好き!そこも含めてね!」ってなる。そういうものだなーって、中央線新宿駅の階段を下りながら思った。
 
 
わたしの姉、29歳の誕生日プレゼントで彼氏からニット帽を7つもらったらしい。
 
ニット帽を、7つ。29歳の、誕生日プレゼントで。
 
高い場所、おいしいご飯、キレイな空間が好きな姉は「おや???思ってた誕生日プレゼントと違うな??ジュエリーとかがよかったな??でも相手は頑張って選んでくれたんだし嬉しいな??けど7つ?ニット帽?7つ?」みたいな感じで、嬉しさと憤りと疑問といろんな感情が振り切ったみたいで、「ニット帽、7つ、もらった」って30回くらい言いながらニット帽被ってた。狂ったように被ってた。
 
姉の怒るに怒れない感じは「あははー姉の優しさだなー好きだなー」って思うし、姉の彼氏のニット帽7つあげちゃうセンスは「29歳にニット帽はなーダメだなー7つもなー」って思うけど、そのあと会社の先輩に「ニット帽7つはない」って怒られて反省したらしくて、そういう話聞くと「そういうひたむきで単純なところいいよねー!」って思う。だからわたしは2人のことが好きなんだと思う。彼氏さん会ったことないけど。
 
「まあまあよかったじゃん」ってなだめてるわたし良い妹だなーって思うけど、ニット帽7つをプレゼントってのが面白すぎて「世界にばらまかれた7つのニット帽を集めると願いが叶う」とか「いま必要な会社、ニットボー!」とか言って姉を笑かそうとしてる感じ、わたしがわたしにたいしてダメだなーって思うけど、姉は爆笑してくれるから姉はきっとわたしのことが好きなんだろうなーって勝手に思った。ニット帽かぶりながら。

平成4年(1992年)生まれの私が生きてきたインターネットサービス総振り返り

「今年の振り返りをするよ!」とさまざまな人が言っている中で、「生きてきたインターネットサービス総振り返り」をするよ!kahoさん@gr2kinari)が「今年中にブログで書け」と言うので、書くよ!2015年中に書けない気がする!わたしが眠るまで2015年だー!(結局書いてる途中で2016年になったけどー!)

 

○「あなたの髪の毛ありますか」ってなんですか

 

それは小学校高学年のとき。あまりにも友だちがいないため、先生に呼び出されて、「友だちになれそうな子はいる?」と言われて、号泣していたころ。切ない!

数少ない友人たちの家はインターネットが開通してた。なので、みんなで「あーなたーの髪の毛ありますかー」って歌って笑ってる。なんだそれと。

なんとか「学校へ行こう!」とか「伊東家の食卓」とか見て話についていけるようにしていたけど、ネットになるとわかんない。なんてったって開通してないから。いまと違って、ネットで流行ってることをテレビでやらないから。家に帰ったら教育テレビ見て、ご飯食べた後はずっと机の上でボンド固めて工作してたから。こちとら木工ボンドが友だちだったから。

数少ない友人に「その元ネタがわからないんだ」と伝えると、「そうなんだ!じゃあ見ようか!」みたいなことを言われて、友だちの家に行ってそのフラッシュを見た。全然面白さがわかんない。困った。どこが面白いんだろうか。父が髪の毛ネタに敏感だからハゲネタ笑えない。母が間違えて違う育毛剤買ってきただけで殴り合いの夫婦喧嘩になった記憶が蘇ってきて、どうしても笑えない。

それがインターネット原体験。

 

○遂にネット開通! HPを作るが、速攻閉鎖

 

我が家にネットが開通したのは中学二年生のとき。繋がった嬉しさで、みんなが言ってたフラッシュを見る日々。わたしが好きだったのはドラえもんが「ジョーク、イッツジョーク、ここはジョークアベニューです」って言うやつ。なんで好きだったのか全然わかんないけど、1日1回は見てた。あとはラーメンズのネタとか。

それで、何を思ったのかはじめてのHPを作った。今でも忘れない「one by one」という名のサイト。ライオンキングの曲名からとったやつ。掲示板しかない、なんのためにあるのかわかんないクソサイトだったけど、「お笑いが好きです!」と書いたら、「僕も好きなんです!誰が好きですか?ちなみに僕は最近武勇伝が好きですw」と書き込まれた。

オンエアバトルばっかり見てて、「エンタの神様ってどこが面白いの?」とか生意気言ってたタイプなので、「ちょっとエンタは見てないんでわかんないっすw」とか返してたら軽く荒れた。「お笑い好きとか言ってるのにエンタ見てないんすか?」みたいな感じで荒れた。ので、速攻閉鎖した。早かった。

そのあとは大人しくネットを見る日々。友人に薦められたのがテキストサイトショートニング、俺とパンダ、メガネバリヤー、クリスピー、虹色ドロップ嫌いです、あとたまに「やさぐれぱんだ」の山賊さんのサイトとか、吉田が巨大な物を作ってますよ、とか。あとは、フラッシュ系のサイトで、ザ・ガーベージコレクション、ホットウェルタンクとか見てた。

ホットウェルタンクのフラッシュについては、セリフを全部書き起こして、昼休みに実際に演じてた。楽しかったあの日々。あの日々が中学時代で一番楽しかった。

 

○そして、エロの世界へ

 

わたしがはじめてエロいサイトを見たのは、おそらく、ザ・ガーベージコレクションを見てたとき。ネタサイトにエロサイトのリンクが貼ってあった。で、間違えてクリックした。

「えろいサイトにつなぐと、架空請求が届くんだ!やばい!」と慌てるわたし。日本の教育の賜物ですよ。ほんと。わたし、教育テレビ見て育ってるからね。もうね、「おかあさんに怒られる!やばい!」とか思って言い訳を考えていたのに、架空請求が届かない。おかしい。そうだ、住所もメルアドも入力してないからくるわけない。そりゃそうだ。エロサイト見れるじゃん。ちょろい。ちょろいわ。エロサイト。

 

○「エロ体験談」テキストでエロを補完しはじめる

 

「エロサイトちょろいわー」と思っていても、やはりどこから責めたらいいかわからない。今じゃもうどこにでもエロが溢れているけど、あのときは全然なかった。通信速度も遅いから、1裸体みるのにもかなりの時間とドキドキが伴う。どうしようかなあと思って困っていたら、メル友の男の子に「エロ体験談」というテキストだけのサイトを教えてもらった。ナンパした女がエロかったとか、一緒に旅行にいった女の子とやっちゃったとか、そういうテキストが置いてあるサイト。

もう、エロければなんでもいいので、読みあさった。そこで一番印象に残っているのが、「人妻のア○○を開発してヤクザの性○○にした」っていうやつで、めちゃくちゃ長かったんだけど、全部読んだ。人妻が最初はいやがっていたのに、どんどん堕ちていく描写がうますぎて、「人妻ー!!!!」ってなりながら読んだ。そして、中学3年生にして、ア○○の開発方法を知ったわたしは「つらそう…」と思ったけど、ヤクザにオラオラぁ!って言われながら開発されたらそれはそれd(強制終了)

 

○「わたしの萌えはわたしが書く!」夢小説サイトをはじめる

 

わたしのインターネットはエロだけじゃない。夢小説もある。

夢小説っていうのは、名前を入れるとそれが小説内に出てきて「自分と彼が恋愛してるみたい!キャッ!」みたいな小説のこと。当時、お笑いが好きすぎて、マンスリーよしもとを毎月買ってて、お笑い芸人にめちゃくちゃ詳しかった。

で、夢小説で芸人と恋ばっかりしてた。許嫁であるチュート・徳井さんと結婚したのに、執事の麒麟・川島との子どもができてしまったときもあった。身体が弱かったので、川島さんの子どもを産んだあと死んだ。わたしは死んだ。

でも芸人夢よりも相手の名前も自由に入力できる「相手自由夢小説」のが好きだと気付いた。妄想が趣味だったから。好きな人の名前を入れて読めるほうが楽しいじゃん!と思って探すけど、どうしても読みたいやつがない。

それを素材サイトを運営してた友人に言うと「サイトやろうか!」という話になって、サイトをはじめることになった。

そのサイト、まだ探せば出てくるからサイト名は書けないんだけど、結構まめに更新してて、リクエストも結構来てた。この前久々に見に行ったら「1万アクセス突破!ありがとうございます!」って書いてあって引いた。

企画とかもちゃんとやったり、リクエストにも応えたりして、楽しく運営してたんだけど、友人と仲違いして、更新しなくなって、フェードアウト。あと、親に友だちに送ってた夢小説の原稿が見つかって「ダメでしょ!彼氏とのノロケを友だちに送っちゃ!」と怒られたのもあって、書かなくなった。ノロケなわけねーだろが!!!夢だよこれは!!!!

 

○再びエロサイトの話。「体験談はもういい。エログを読ませろ」

 

夢小説を辞めたあとのわたしはもう、エロサイトを探すだけのロボット。

夢小説サイトをランキング登録してたから、そのランキングからいろんなリンクに飛んでた。夢小説でもエロいのがあるからエロい夢小説読んでたんだけど、別に芸人とエロいことはしたくない。

そこでハマったのが、たまたまランキングで見つけたエログ。ブログじゃなくて、エログ。エロいこと書いてあるブログ。

「彼氏がいるのに後輩クンと外でしちゃった…///」とか、「学校のトイレでひとりで…///」みたいなのとか読んでて、「はっはーん」って思ってた。やっぱりリアルに女性が書いてるっていう設定が体験談のテキストよりも萌えるし、ストーリー性もあって面白い。「あーこの前後輩としたの彼氏にバレなかったんだーよかったねー」とかも考えるのも面白い。

 

○友だちがいたので、チャットが楽しい期

 

中学で一番友だちがいたときは、チャットにハマってた。もっぱら「もなちゃと」使ってた(今検索したらまだあって懐かしさで死にそう)。 「もなちゃとに8時な!」とか言ってみんなでくだらないこと話して爆笑してた。たまに一人で知らないところに出没して「こん」「こん」「いくつ?」「15」「え、若い」みたいなことを知らない人と会話してた。今じゃ怖くてできない…。

 

○遂に!エロ動画を見始める!

 

中学でも卒業が近づくにつれて友だちがいなくなりはじめた。ギリギリ話してくれたのが男子だけだったので、もっぱらエロい話をしてた。で、「一本道」を教えてもらった。おそらく、全ての男子が通った道だと思う。一本道。でも、あんまりハマらなくて、自力でエロ動画サイトを見つけた。

そのサイト、簡単に言うと、AVの通販サイトなんだけど、3分くらいのサンプル動画が各AVについてたので、それを見まくってた。

あとは、ひとりだけエロいことが話せる女友だちがいたので、「どういうサイト見てる?」と聞いたら、「エログちゃんねるかなあ」と言われて、「またエログ?」とか思いつつ見たけど、ここは動画が見れる素晴らしいサイトだったので、今でも見てる。持つべきものはエロいことが話せる女友だちだなと思った。

 

○遂にSNSがはじまる〜mixi時代

 

高校3年くらいでmixiをはじめた。当時付き合っていた人に「mixiやろうよ!」と言われて、はじめてみた。でも、やる気がないので、マイミク、3人。何も呟かない。何も発しない。アカウントだけがある状態。

高校卒業くらいで、「卒業だねー離ればなれさびしー!mixiやってるー?」みたいな感じで、急にマイミクを増やし始めた。ぐわーっと。コミュニティにも入りはじめて、300コミュニティくらい入ってた。全然交流してなかったけど。

この辺で「同じ大学ですね〜!よろしくお願いします^^」みたいな交流もあった。わたしはあんまりそういう交流しなかったけど、入学式に行ってみたらmixiで出会った集団みたいなのが出来てて「うっわあ」と言った。怖い。怖いよネット社会。

大学に入ってから、mixi日記を書くようになった。芸術学部の文芸学科というところに入っちゃったもんだから、「わたしはちょっと面白い人なんですよ〜!」アピールを高校の人たちにしたくて、「鳥について」とか「リュックについて」とかおもしろおかしく書いた。高校のかわいい友人たちが「おもしろーい!」「やっぱ才能あるわーw」とか言ってくれるのがサイコーに嬉しくて、めっちゃ書いた。女子校だったからみんな優しくて可愛い。優しくて可愛いあの子が「おもしろーい!」って言ってくれるのが嬉しくて書いた。あのときの文章が一番力入ってると思う。ほんと、優しくて可愛い女の子のためならなんでもできると思う。

 

mixiからskype、そしてTwitter

 

大学1年生のときに家の引っ越しがあった。今まで姉と同じ部屋だったから、パソコンをしているときは常に姉がそばにいたんだけど、引っ越して、念願の1人部屋!とにかくもう、skypeをしまくった。上京して一人暮らしをしている友人と、朝方までくだらないことを語り続けた。

mixiもたまに更新してたんだけど、だんだん人がいなくなっている感じがして、「あれれ?」と思ったらみんなTwitterに意向してた。わたしもはじめた。最初にフォローしたのは3人くらい。それが3ヶ月くらい続いた。ログインするたびに「もっとフォローしましょう!」って言われてキレてた。

最初はパソコンでしかログインしてなかったんだけど、東日本大震災があって、「Twitterがあればもう少し情報早く入手できたのでは?」と思って、ちゃんとはじめることにした。

 

jugemFacebookWIX、Flavors.me、ask.fm…とにかく全部やる期

 

フリーペーパーのサークルをやってたこともあって、Twitterは結構呟くようになった。で、Facebookもなんかよくわかんないけど、はじめた。でも全然使ってないな…。

フリーペーパーへの意識が高くなってきて、いろいろ書きたいこともあって、jugemでブログをはじめた。jugemはそこそこ使ってたけど、スマホ表示がよろしくないので、はてなブログに引っ越した。

あとは、大学3年生くらいになって、友人がFlavors.meっていう複数のアカウントをひとつにまとめられるサイトをやってて、わたしも真似してつくった。それは今でもやってる。4年生になって、「就活せねば。そのためにはポートフォリオや!」と思ってWIXでwebポートフォリオ作ったけど、就活が終わったあと速攻消した。

あと後輩とか友人たちがask.fmやってて、質問するのが好きだからはじめてみたけど、「ブスだけど自己顕示欲強いって生きててつらくないっすかw」みたいな質問ばっかり来て、「おいおいおいおい〜〜〜!どういうことだ〜〜〜!??」と思って、フェードアウト。

 

○じゃあ今なに使ってるのさ?

 

最近はもっぱらTwitterTumblrTumblrはとにかくもう楽しい。gif画像が好きなので、それが淡々と流れてくるダッシュボードは素晴らしい。Twitterと違ってうるさくないし、批判があんまりない。Twitterはなんかいうとすぐどこかから「これってどうなのw」とか言われるけど、Tumblrは「微妙だなー」ってやつはそのまま放置されるだけ。放っておいてもらえるのがありがたい。だから自己満足の日記書いてる。

あと書き忘れてたけど、alfooっていうサービスがあって、それはかれこれ10年くらい使ってる。でも別に公開してないし、自分用のメモだし、面白い発展もないので書かない。最近有料になったけど。ちゃんとお金払って使ってる。alfoo使いやすくて良い。 

あとはLINE?LINEは別に思い入れないな…。

 

○結論:テキストが好き!ネットよりは紙が好き!

 

結局、シンプルに使えて、テキストをいくら書いてもいい場所が好きなんだろうなって思う。あとネトストが趣味だから、TwitterとかFacebookはその点ではすごく楽しいなー。

ネットサービスに強い友人はいろいろ知ってるけど、わたしは全然知らないし、アプリとかも必要最低限しか入ってない。こういうの情弱みたいにいうけど、もうめんどくさい。ネットで探して、取捨選択するのが。SNSで人と繋がるのが。

「これからネットサービスどうなっていくのかな!」とかいうワクワクはもうすでに消え去っていて、むしろわたしは紙媒体の世界の人間なので、「ネットつまんないって言って、みんな紙に戻って来ないかなー」と思ってる。

エロサイトも、今じゃ溢れすぎてて前みたいに「良いサイトみつけたー!!!」って感動することもなくなったし。わたしはネットよりフリーペーパーのほうが「これサイコーだー!」をたくさん見つけられるから、フリーペーパーの世界がネットより好きなんだけどね。

だからそろそろネット離れみたいなのが起きて、紙媒体か、あるいは紙でもネットでもない新しいコンテンツみたいなのが出てくる気がする…ってネット社会に全然詳しくないわたしが2016年最初の予想として掲げておきますよ!

以上です!